「地下水余話」バックナンバー(2013年)

富士山の湧水がJR東日本の車内誌で紹介

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の車内誌「トランヴェール」2013年10月号で、富士山の湧水が紹介されていました。日本屈指の水量を誇る富士の湧水が信仰や人々の暮らしと深く結び付いてきたことを紹介。絶品豆腐、わさび園、酒蔵、ニジマス。10万年ほど前に形成された若い「富士山」の裾野に広がる最長約40kmの溶岩流が、水を蓄え水を運んでいると書かれてあります。富士山に降った雪や雨は10~20年かけて湧水になるそうです。新幹線に乗ると座席前ポケットに入っています。是非ご覧ください。

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/10/14(月)

「水資源保全サミット」が開催されました

10月5~6日、長野県佐久市で「水資源保全サミット」が開催され、全国の自治体や地方議会など111の団体が集まりました。地下水が外国資本等によって無秩序に利用されることを防ぐため、周辺市町村が協力し合い関係条例を制定した事例が報告されたほか、日本各地の山林や離島で外資による土地取得が進んでいる現状が紹介されたそうです。
[出典]西日本新聞WEB版(2013年10月05日)

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/10/14(月)

北鎌倉の湧水で仕込んだビール「北鎌倉の恵み」

北鎌倉の湧水で仕込んだ琥珀色のビール「北鎌倉の恵み」が飲めるとのことです。この水は日本では珍しい“硬水”。硬水で仕込んだビールは軟水で仕込んだものに比べ複雑な味わいになり、ビールに最適なんだそうです。売上の一部はナショナル・トラスト運動などに取り組む団体に寄付されるらしいです。是非一度、ご賞味ください。

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/09/16(月)

ケニア北部トゥルカナ地方で巨大な帯水層を発見

CNN記事によると、ユネスコとケニア政府により、ケニア北部の高温乾燥地帯で巨大な帯水層の存在が確認されました。賦存量は2500億トンと見込まれ、ケニアの年間水使用量(30億トン)の70年分以上にも匹敵する量であり、旱魃で苦しむ地区の飲料用のみならず、耕作用、工業用にも期待されます。私達「トリキチ」の仲間もエチオピアで海外青年協力隊の一員として、アフリカの人々の安全で安心な水のために頑張っています。

執筆担当:ま 情報掲載日: 2013/09/12(木)

秋田県六郷を旅市ガイドで巡るツアー

JR東日本の新幹線に乗ると「トランヴェール」という社内誌があります。2013年9月号に秋田県横手盆地の扇状地にある町、六郷の話題が掲載されていました。JR東日本の 旅市では六郷清水などをめぐるコースを企画、現地発着プランもあるようです。2001年秋季講演会が開催された六郷で、旅市ガイドの方が「御台所清水(おだいどころしみず)」や「ニテコ清水」など清水の町「六郷」を案内してくれるそうです。ニテコサーダーは清水で作られた美味しいサイダーです。是非皆様も、湧水・清水の里、秋田県六郷を巡ってみてはいかがでしょうか。

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/09/08(日)

「慶応の水」販売

慶応義塾大学が富士山の地下水を使ったミネラルウォーターを販売し始めたそうです。キャンパス内で購入できる他、インターネットでも購入できるみたいです。収益は富士山麓の環境保全や地域振興などに役立てるとのこと。
出典:日経新聞2013年8月24日神奈川・首都圏経済面

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/09/02(月)

埼玉県ふじみ野で「大井戸天然水」を販売

ふじみ野市は、市の水道水源の地下水をペットボトル「ふじみ野市 大井戸天然水」で販売中。ふじみ野市は水道水の約3割に地下水を使用しているとのこと。市のマスコット「ふじみん」をあしらって8月26日から販売(一人1ケース〈24本〉まで)しているとのこと。
出典:東京新聞WEB版2013年8月23日、および、ふじみ野市ホームページ

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/08/29(木)

富士くらべ-4-で「湧水の生き物」が紹介されていました

日経新聞神奈川版で「静岡・山梨 富士くらべ」というコーナーがあり(現在は終了しています)、その第4回目に「湧水の生き物」が掲載されていました。静岡は「ミシマバイカモ」(静岡県清水市)、山梨は「クニマス」(山梨県忍野村)。どちらも、柿田川と西湖にのみ生息する貴重な生き物として紹介されていました。柿田川ではミシマバイカモの生育を阻害してしまう外来種の除去活動が追いつかないそうです。西湖ではクニマスの人工ふ化の取り組みが紹介されていました。湧水を守り、これら貴重な動植物がいつまでも生育できると良いと思います。
出典:日本経済新聞2013年8月20日31頁「神奈川・首都圏経済」
執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/08/25(日)

鎌倉鶴岡八幡宮の近くで井戸発見

鎌倉の鶴岡八幡宮付近、小町通りの最も端の角に、鎌倉十井の一つ「鉄の井(くろがねのい)」があります。今現在、地下水が採取できるか否かは分かりませんが、由緒あるものであるに違いないのだと思います。鎌倉散策の折には是非立ち寄ってみて下さい。


執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/08/05(月)

「甘くてやわらか 名水の味~広島 西条の酒~」

某放送局のTV番組「イッピン」で広島県西条市の酒蔵、地下水が紹介されていました。押切もえさんが西条の甘くて柔らかい味の「女酒」の魅力を紹介していました。中硬水が育むからこその味とのこと。皆さんの地域で西条のお酒が飲めるようであれば、その素敵な味をお楽しみください。
執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/06/10(月)

東日本大震災直後、地域住民の生活を支えた湧き水に感謝

宮城県石巻市の垂水明神社には敷地内に湧き水があり、東日本大震災発生直後に地域住民の暮らしを支えたとのこと。その湧き水に感謝する集いが開催されたそうです。参加した女の子は「当たり前にあった水の大切さを知りました。」とコメント。イベントの企画者は「湧き水への感謝の気持ちを語り継いでいきたい」と話されていました。
出典:NHKニュース
NHKニュースWEBでご覧いただくことができます。
執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/05/06(月)

小石川植物園

昨年の秋に湧水めぐりのポイントだった小石川植物園を再訪しました。いろいろな種類の桜が満開でした。お花は今週いっぱいくらいのようです。
湧水は秋よりも若干多いように感じました。
執筆担当:の 情報掲載日: 2013/04/01(月)

郡上八幡の「水舟」が箱根湯本近くに

岐阜県郡上八幡では「水舟」という水利用のシステムがあります。水槽が2~3段配置されており、上の方に配置されている最初の水槽が飲用や食べ物を洗うのに使われ、次の水槽は汚れた食器などの洗浄に使われる、というものです。
神奈川県箱根湯本(風祭)に近い蒲鉾の老舗の店舗前に、その「水舟」が設置されています。解説の看板には「郡上八幡で船大工を営む方に依頼して造った」と書かれています。蒲鉾づくりに欠かせない素晴らしい地下水をお客様に供する場を作りたい、と願って作ったそうです。お近くにお出かけの際は、是非とも、郡上八幡と箱根のコラボレーションをお楽しみ下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/03/10(日)

中国の地下水汚染事情

中国の南方都市報(電子版)によると、中国118都市で継続調査しているデータによると、64%の都市で地下水が深刻な地下水汚染に見舞われており、33%の都市で軽度の汚染があり、地下水が清潔な都市は3%にとどまっている。中国では水資源全体の3分の1を地下水に依存しており、地下水汚染が深刻化していると報じた。(出典:建設工業新聞2013年2月19日(火)による)

執筆担当:ご 情報掲載日: 2013/02/23(土)

札幌の街中で地下水を飲む

札幌の街中にお菓子屋さん「千秋庵本店」があります。山親爺というバターとミルクのお煎餅は有名です。その店内に「おいしい湧き水」があり無料で飲むことができます。地下90mの地下水とのこと。とても円やかな味でした。札幌を訪れた際は是非立ち寄ってみてください。

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/02/10(日)

火星に地下水

米航空宇宙局(NASA)は1月20日、火星探査機マーズ・リコネサンス・オービターの観測で、火星のクレーターの底に地下水がたまってできたとみられる古代の湖の痕跡が見つかったと発表した。NASAは同クレーターには大規模な水の流入経路が存在しないため、湖は地下水によって形成された可能性が高いとみているとのこと。詳しくは英科学誌「ネイチャージオサイエンス」電子版に論文が発表されたようです。

執筆担当:しん 情報掲載日: 2013/01/27(日)


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