10月31日の日本経済新聞朝刊に、「日本スリバチ学会」の皆川会長の記事が掲載されていました。この会は、東京の谷の観察と記録を目的に設立されたもので、月に1回、東京の地形探索を行っているそうです。東京には多くの谷や坂がありこれがユニークな地形や趣を作り出していることに着目したもので、谷頭部のU字型の特徴的な窪地形状から、「スリバチ学会」と名づけたそうです。記事には、湧水についても触れられていました。地下水学会では、市民の方を対象に湧水ツアーを定期的に開催していますが、「東京スリバチ学会」との連携もおもしろいかもしれませんね。
執筆担当:ま 情報掲載日: 2011/11/05(土)
西宮で酒造りをしていた酒造会社が10km離れた魚崎の蔵まで宮水を運び仕込み水に使っていた、という「宮水発見」1840年当時の話が紹介されていました。水の分析技術が進んだ現代であるからこそ、酵母の栄養分となるリンを多く含み、鉄分が少なく酒造に適している水とされていますが、1840年当時は実験結果が全てであり、宮水で造ったお酒の高い評価が唯一だったのでしょう。そんな歴史が書かれていました。[日経新聞2011年9月7日12面「200年企業-成長と持続の条件(170)名水・こだわり 良酒を醸す」]
執筆担当:しん 情報掲載日: 2011/09/08(木)
相模原市緑区(神奈川県)で『水の探検クイズラリー』を開催中です。緑区には昔から水にまつわる言い伝えや名所が数多く残されています。そんな名所を訪れながらクイズに答えていくのがこのクイズラリー!身近な水を発見できるうえ、クイズの答えを専用ハガキに書いて送ると抽選で記念品がもらえるそうです。夏休みの自由研究にもいいですね。実施期間は「8月31日(水)」まで。詳しい内容はリンク先からどうぞ。【相模原市HPより】
執筆担当:お 情報掲載日: 2011/08/08(月)
一般家庭にミネラルウォーターの宅配を行っている東京の会社が、富士山麓の地下水をブランド化し台湾で販売するとの新聞記事がありました。日本の地下水が海外で名を馳せることができるのか? バーチャルウォーターでは輸入が多い日本が、リアルウォーターの輸出に動き始めました。[日本経済新聞2011年7月6日]
執筆担当:しん 情報掲載日: 2011/07/07(木)
三陸沿岸では地下水を水源としている市町村が多いそうです。3月11日の大地震に伴う大津波の影響で浅井戸が塩害の被害を受けているとのこと。浅井戸は深さ数m程度の井戸。塩分濃度が基準の3倍に達した例もあるそうです。復旧には時間がかかるそうで、水を運ぶという日常を強いられているとのことです。
出典:asahi.com
執筆担当:村田 情報掲載日: 2011/05/26(木)
衆議院調査局 環境調査室が発行している「エコトピ」に井田さんと地下水学会が共著した「見えない巨大水脈 地下水の科学」が紹介されました。
執筆担当:しん 情報掲載日: 2011/05/05(木)
本学会の副会長である、丸井敦尚氏(産総研 地下水研究グループ長)らが進める、福島原発付近の地下水流動に関する研究成果の一部がasahi.comに掲載されましたのでお知らせします。下記の記事とURLを参照ねがいます。
執筆担当:町田 情報掲載日: 2011/04/20(水)
日経新聞の夕刊に「古いは新しい」という連載が始まりました。第1回は井戸の再生で湧く地域愛ということで、神奈川県横須賀市で井戸を使った防災訓練の様子や東京都国分寺市の「むかしの井戸」設置と「井戸端会議」のことが紹介されています。古い井戸の清掃などには地元の方も参加するなど、井戸を中心に地域交流が行われているそうです。(日経新聞2月28日)
執筆担当:の 情報掲載日: 2011/02/28(月)
昨年4月より茨城県東海村に赴任しています。
休日,付近で散歩したところ湧水を見つけましたのでお知らせします。湧水状況の写真を掲載します。
場所はローム台地の斜面下,地点の座標(N36.43858,E140.588)です。
付近の方がパイプ等にて整備されたようです。
およその湧水量は1分間2リットル程度です。
採水し,水質分析中です。結果が出ましたらお知らせします。
水質分析結果を掲載します。(2012年9月掲載)
Cl- 25.44mg/L
NO3- 5.93mg/L
SO42- 93.14mg/L
HCO3- 61.93mg/L
Na+ 27.93mg/L
K+ 5.43mg/L
Mg2+ 10.29mg/L
Ca2+ 22.13mg/L (2010年10月12日測定)
※パイパートリリニアダイヤグラムは>>こちらに掲載。
執筆担当:今井 情報掲載日: 2011/02/22(火)
アフリカやアジア諸国など発展途上国の水利用事情を紹介した「水と健康展」が「国際協力機構(JICA)プラザよこはま」で開催されています。日本のように豊富な水資源を抱えている国がある一方で、日々の飲み水の確保にも苦しんでいる国の人々を写真やクイズを通して紹介しています。また井戸掘削や河川水の浄化,雨水利用を支援しているJICAのプロジェクトも紹介されているとのことです。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。詳細は以下のポスターで。【JICAホームページ より】
執筆担当:お 情報掲載日: 2011/02/21(月)
コレド日本橋の裏手、ひっそりとした裏通りに東京都の指定旧跡「名水白木屋の井戸」があります。江戸時代のはじめ、下町一帯の井戸が塩分を含み飲料に適さなかった際、白木屋二代目当主が私財を投じて井戸を掘削。井戸の中から観音像が出たのを機に、清水がこんこんと湧き出したそうです。
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ちなみに隣には「漱石名作の舞台」という石碑があります。「三四郎」や「こころ」には、ここ日本橋の路地にあった寄席や料理屋が描かれているそうです。
執筆担当:しん 情報掲載日: 2011/02/11(金)
「極める」(NHK教育テレビ 月曜日午後10:25~10:50)の平成23年3月は「水沢蛍の名水学」と題して、女優の水沢蛍さんが、名水を育む地下水のしくみから、名水をおいしく飲む秘訣までの「名水」の奥深い世界について、毎回その道の達人を招いて紹介していきます。全4回で、タイトルと達人は次にようになります。第1回2/28 感動!名水発見の旅(達人:鉄道写真家・紀行作家 南正時氏)、第2回3/7 地下水から見える日本(達人:産業総合研究所 丸井敦尚氏)、第3回3/14 おいしい水道水のつくり方(達人:横浜国大 浦野紘平氏)、第4回 3/21 料理がおいしい!世界の名水(達人:アクアソムリエ 山中亜希氏)。テキストも定価690円でNHK出版より好評発売中です。興味ある方は是非ご覧ください。
執筆担当:五藤 情報掲載日: 2011/02/07(月)
北京市水利計画設計研究院の張副院長によると、北京市の地下水位は1999年当時は10m強あったが、毎年1.2m余りのペースで低下し2010年末には24.9mに達し、地下水はこれまでに60億トン超減少しているとのこと。市内には数箇所の地下水を取水する水源地があり、原則として2年間取水した後は3年間涵養しなければならないが、毎年取水が続けられているため、急激に給水能力が低下しているという。(出典:フジサンケイBusiness i 2011/1/26 北京晨報)
執筆担当:五藤 情報掲載日: 2011/01/31(月)
富山では春の味覚「タラの芽」の出荷が始まったそうです。栽培には冬でも水温ほぼ12℃に一定の地下水を利用しているとのこと。天ぷらで食べたら美味しそうですね。[ANNnewsチャンネル(1/23)より引用]
執筆担当:しん 情報掲載日: 2011/01/30(日)
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2009年以前は「地下水ニュース」として掲載していました。